積立NISAと学資保険比較
子どもができたら嬉しい反面、教育費のことが気になるかとかと思います。
多くの方は銀行預金で貯金を毎月少しずつ貯めているかと思います。
しかし銀行預金の金利は0.01%ほどです。むしろ手数料で損をすることもあるかもしれません。
銀行に15年間お金を預けても千円しか増えない!?
銀行の利息は年利0.01%ほどが相場です。金融庁の提供している積立シミュレーションサイトで下記の条件でシミュレーションしてみました。
- 積立金額:毎月5,000円
- 年利:0.01%
- 積立期間:15年間(15年×12ヶ月=180ヶ月間)
すると、運用成果としては0.1万円にしかなりませんでした。
こちらは毎月5,000円を銀行預金して年利0.01%で貯金した時のシミュレーションです。
15年間こつこつと毎月貯金しても、たったの1000円しか増えないのです。
オススメは「つみたてNISA」で年利2~3%を狙うこと
教育資金を作るのにおすすめの方法は、『妊娠したら、すぐにつみたてNISAで毎月5,000円〜1万円ほどの積み立て投資を始める』ことです。
毎月たった1万円でも、初期設定をして15年間ほったらかしにすれば大きな効果が生まれます。
つみたてNISA(積立NISA)とは?
老後の2,000万円問題が話題になった金融庁ですが、国は年金だけで生活できなくなる懸念に対してちゃんと対策を用意してくれています。
それがNISAやつみたてNISA、iDeCoという制度です。
つみたてNISAとは、年間40万円まで運用益非課税で優良な投資信託に対してなら積立投資ができる制度です。
通常投資で利益を出すと20%近く税金で持っていかれます。
しかし、つみたてNISAを使えば40万円で購入した投資信託の価値が50万円になった場合は、そのまま50万円が自分のものになります。
つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています(対象商品についてはこちら)。
つみたてNISAの概要 : 金融庁
毎月5,000円を積み立てると23.5万円も増える!
つみたてNISAの制度を利用して、金融庁が選んだ優秀な投資信託の中から安定して3%の運用益が出る投資信託に投資したとします。
- 積立金額:毎月5,000円
- 年利:3%
- 積立期間:15年間(15年×12ヶ月=180ヶ月間)
すると、元本の90万円が15年後には23.5万円も増えて、113.5万円になりました。
毎月1万円を積み立てると子どもが15才の時227万円になる
毎月1万円で同じ積立シミュレーションをしてみます。
- 積立金額:毎月10,000円
- 年利:3%
- 積立期間:15年間(15年×12ヶ月=180ヶ月間)
すると、元本の180万円が15年後には47万円も増えて227万円になりました。
子どもが15才になって大学入学を迎えるタイミングで、227万円の貯金を確保できていると心強いですよね。
年利3%なんて無理な数字なんじゃないの?と思うかもしれませんが、これはかなり現実的な数字です。
投資の基本は全世界に投資することで、世界の経済成長に合わせてお金を増やしていくということです。
世界の実質GDP成長率に乗っかることになります。
経済産業省によると2017年の世界の実質GDP成長率は3.8%です。3%が非現実的な数字ではないことがわかるかと思います。
国際通貨基金(IMF)によれば、2017年の世界の実質GDP成長率(以下、成長率)は、世界貿易の回復が大きく寄与し2011年以来最も高い3.8%となった。 先進国の成長率は2.3%(2016年:1.7%)、新興国・途上国の成長率も4.8%(2016年:4.4%)と、どちらも加速している(第Ⅰ-1-1-1図)。
第1節 世界経済の動向:通商白書2018年版(METI/経済産業省)
なぜ積み立て投資がおすすめなのか?
つみたてNISAは積立投資をお得に行うことができる制度です。
例えば100万円を貯金して、一括で100万円の株や投資信託を購入することは、非常にリスクが高い行為です。
それに比べて積立投資は多くのメリットがあると言われています。
①貯金がなくても始められる
1つ目のメリットは貯金がなくても無理なく始められることです。
月5,000円からなら日々の家計を少し見直せば始められる人も多いかと思います。
いきなり数万円やる必要はありません。まずは5,000円から始めましょう。
②ほったらかしでOKだから
2つ目のメリットは初期設定さえすればあとはほったらかしにできることです。
バランス型といって色んな資産をバランス良く含んだ投資信託を購入するように設定しておけば、放置しておくだけでお金が増えていきます。
株価が下がった時には、国債や不動産が下支えして、リスクのバランスをとって資産を増やしていくことになります。
③時間を味方につけられるから
3つ目のメリットは時間を見方にできることです。
複利の効果が得られるため大きな運用益を産むことができるのです。
年利3%というのは1年間で元本の100万円が103万円に増えるということです。
2年目以降は元本の100万円だけでなく増えた3万円に対しても3%の運用益が生まれます。
そしてそれは残りの14年間続くことになります。
3年目以降も同様に、増えた運用益に対しても年利が増えていくため、どんどん雪だるま式にお金が増えていくことになるのです。
これを複利の効果といいます。
長期間積立投資を行うことで、複利の効果を最大限活用することが出来るようになります。
④ドルコスト平均法
4つ目のメリットはドルコスト平均法の効果を得られることです。
ドルコスト平均法とは、毎月定額を購入することでリスク分散する考え方です。
毎月定額を購入するということは、安い時は多く買い、高い時は少なく買うということになります。
これによってリスク分散ができるのです。
おすすめの証券会社
証券口座という銀行口座のようなものを開設して、その中にお金を預けていきます。
①運用益分が非課税になる!
②優秀な投資信託が厳選されている
まずは楽天証券ではじめるのかおすすめ楽天銀行と同期できるのです。
楽天カード(クレジットカード)で月5万円まで積み立て設定をして投資信託を買うことができます。
楽天カードを利用すると5万円で500ポイントが付与されます。
その500ポイントを使って、翌月は5万円分の投資信託を49500円で購入することができます。
毎月500ポイント×12ヶ月=年間6000円分は問答無用で儲かる仕組みを作ることができるのです。
学資保険はやってはいけない
ちなみに、学資保険は学資保険は非常に手数料が高くて割高です。よっぽどの理由がない限り辞めましょう。
金融庁がこれだけ推奨している『つみたてNISA』をまずは利用するのが賢い選択肢です。
月々5,000円から積立投資をはじめよう!
投資って難しそうという方もぜひ5,000円から始めてみてください。将来の選択肢を増やすことになります。
もちろん、投資にはリスクがつきものです。ローリスクハイリターンな投資というのはありません。
ただし、国が推奨している制度や投資の基本をしっかりと勉強して賢く使えばある程度の利益は再現性高く出せるものです。
子どもが生まれることを1つのきっかけに、お金との向き合い方を見直して、将来の選択肢を広げていけるようにしましょう。
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