【私の流産/死産体験談】『早く産んじゃってごめんね』あまりにも重い命の選択を迫られた女性の決断

【私の流産/死産体験経験記】

この世に生まれてくる命がある。

あの世へと帰っていく命がある。

自らの手で断たれる命がある。

生きたくても生きられない命がある。

この世の命の不思議・・・

わたしの最初の子供は1時間しか生きれませんでした。当日、私は妊娠したら産まれるという考えしかなくて、死んじゃうなんて考えもしない浅はかな考えしか持ち合わせていませんでした。

その時は突然来ました。

検診でも順調で何一つ指摘されることもなく順調でした。

ちょうど23週の検診がある日の朝方、腰とお腹が痛くて夜中4時頃に起きました。その時は、超がつくほど便秘で病院から薬貰ってたのでそれかな?と思ってトイレにいきました。

なんか出そうで出ないみたいな感覚で、腰痛いなー早く便が出たら楽になるのにと思ってました。多分トイレに30分〜1時間くらいはいたかも知れません。

眠いしお腹と腰痛いし出そうで出ないし…そんなことを思いながら踏ん張ったら、出るんじゃないかと思って力みました。

そしたら股間から風船が出るような感覚に襲われ、ふと足広げて股間を見たら透明の袋のようなものが出ていました。

とっさにこれはやばいと思って股間に力を入れて引っ込める感じにしました。何が起きたら分からずこれはやばい!という感情しかなくどうしよう!どうしようとしか思えずとりあえず旦那を叫んで呼びました

いつもなら寝たら起きない旦那が飛んできました。

なんかやばい!出ちゃうかもしれない!

とりあえずスマホ持ってきてと頼んで、慌てて病院に電話しました。緊急事態なので救急車呼んでと言われました。

病院につき、エコーなどして調べたら、その透明なのは羊膜だと思うと言われました。それと子宮口が4cm開いてると。あの腰痛は実は陣痛だったようです。まさかという思いでした。

子宮収縮を抑える点滴をしてとりあえずお腹に留めることを優先しようと言われました。でも同時にこのまま陣痛が収まらなければ産むことになると。

どうしますか?と言われました。もしここで助けれたとしてもほぼ100%で障害が残ると。

命の選択を迫られました

死産扱いにするか?

短時間でも産まれたことにするか?

赤ちゃんに会いたいそれだけでした。

やはり陣痛はとまらず、お腹に留めてあげたかったのに産んでしまいました。

軽くいきむだけで赤ちゃん産まれました。

480gでした。

そしてなんの処置もせずわたしの胸の上に置かれました。

小さい小さい赤ちゃん。

手足や顔もちゃんとしてて美人さんでした。

手足が力弱く動いてました。

そして私の胸の上で1時間後に息を引き取りました。

お腹の中に23週と2日しか居させてあげれなかった赤ちゃん。

そして1時間しか生かしてあげれなくてごめんね。

もうその後は辛くて辛くて死にそうでしたが、ちゃんと名前も付けて火葬もして戸籍にも入ってます。いなかったことには出来なかったです。

思い出はお腹の中でしかないけど、間違いなく命はありました。今でもそのことをずっと大事にしながら生きてます。そこで止まってしまってら生かしてあげれなかった赤ちゃんにも悪いです。だから私は背負って今を生きています。

誰も悪くない。そういう運命だったんだと私は思って生きてます。

【妊娠23週目】

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