【私の流産/死産体験経験記】
この世に生まれてくる命がある。
あの世へと帰っていく命がある。
自らの手で断たれる命がある。
生きたくても生きられない命がある。
この世の命の不思議・・・
22歳。妊娠した時は、生理が遅れていたけど少量の出血があったので、生理が来ていたと思い込んでいました。
しかし一週間経っても出血が止まらなかったため、産婦人科を受診しました。
調べた結果、妊娠してるが流産しそうで出血しているとのことでした。とりあえず出血止める薬を処方され、様子をみることになりました。
ですが、当時の私は2人の子供を持つバツイチのシングルマザー。フルタイムで働いており、3人目を産む経済的余裕もなく、自信もありませんでした。
ちなみにお腹の子の父親と再婚するつもりもなかったし、相手もそのつもりもなかったと思います。
時期的にも12月で仕事柄忙しい時だったので、尚更でした。
後日産婦人科へ行った際に、中絶を希望したのですが、また出血が止まっておらず、治まらないことには中絶手術は出来ないと言われてしました。
結局、出血が治まることなく、痛みも出てきて貧血になり、流産してしまいました。
後悔しました。
処置している時の痛みはひどく、その後の回復も遅くてしばらく仕事を休みました。
本当は生まれて来たかったから、出血して手術を延び延びにしてたのかなと考えたり、中絶しないように考え直す時間をくれてたのかなとか、色々と思い悩みました。
回復が遅かったのも、反省してほしいと思ってるのかなって考えたりもしました。
流産してしまったてから後悔しても遅いですよね…
とても痛く眠れずにいて、不安定になり鎮痛剤で寝たときの夢は、忘れられません。
真っ暗な中、まっ逆さまに地獄に落ちる夢でした。
怖かったです。
だけど、亡くなったお腹の子は、怖い思いをして、悲しい想いをして、痛くて私よりも辛かったのかもしれないと、涙が止まりませんでした。
上の2人の子供だけでも余裕がなく、シングルマザーで先のことを考えずに妊娠してしまったことに自分が嫌になってしまいました。
それでも乗り越えられたのは、その後再婚して3人目を妊娠出来たからです。あの子の生まれ変わりで、私のお腹に来てくれたからもしれないと感じてしまったのです。
上の子供たちも喜んで世話をしてくれて、おじいちゃん おばあちゃんも喜んで可愛がってくれました。
もちろん私自身が一番大切に育てましたが、贖罪の気持ちもあったのだと思います。
辛い悲しい思いを抱えましたが、自分たちが悪かったので、バチが当たっても仕方ないとも思ってます。
その分、今を大切にしていくのが供養かなと考えるようになりましたが、それでも何か不幸が起こると、私のせいだと責めてしまう気持ちは変わりませんね。
起こったこと、してしまったことはなくならないので、どうしてもそう考えてしまうのです。
それでも子供たちが成人し、無事に今を生きていることは、亡くなってしまった子の分まで、生きてくれているのではないかと感じます。
孫も生まれたので、その子も同様に助けられなかった命の分まで、育てるのを手伝いながら大切に見守っていくつもりでいます。
苦しい思いをした分、幸せを届けてくれることもあるんだと感謝する日々です。
でも、反省は忘れません。
子供は宝ですから大切にしていきます。
【妊娠週12週目】
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【色すなわちこれ空なり】