【私の流産/死産体験経験記】
この世に生まれてくる命がある。
あの世へと帰っていく命がある。
自らの手で断たれる命がある。
生きたくても生きられない命がある。
この世の命の不思議・・・
38歳、結婚年齢が遅かったこともあり、結婚してすぐに妊活を始めました。
婦人科でブライダルチェック(妊娠に影響がある病気がないかの検査)をしてもらい、そこからはタイミング療法を取り入れるべく、排卵チェックを毎月婦人科でしてもらっていました。
そして割とすぐに妊娠している事がわかりました。まかさ結婚してこんなにすぐに私たちのと元に赤ちゃんがやってきてくれるなんて!と、心の底から嬉しかった事を覚えています。
でも検診の為に妊娠が発覚してから2回目の検診で、先生から「心拍の確認は出来るけど、遅いです。この時間の赤ちゃんの心拍は大人の何倍も早いペースで動いているはずなのに、○○さんの赤ちゃんは大人と同じ位の心拍です。今までの経験上、この状況の赤ちゃんが出産に至っているところを見た事がないですね」と言われてしました。
幸せの絶頂から地獄に落ちた気持ちでした。
そこから私は検索魔と化しました。Instagramやネットで調べ、同じ様な状況だった人たちの記事を読み漁りました。その中には同じ様な事を言われていても、次の検診では心拍確認が通常通り出来た人、残念ながら心拍が止まってしまっていた人、様々でした。
私はセカンドオピニオンではないですが、別の産婦人科にも行きました。そこでも同じ様な事を言われて絶望するだけでしたが、何か自分に出来る事をしないと後悔する気がして、あれこれできる事を探していました。
でも…後日検診に行くと、赤ちゃんの心拍は止まっていました。何で?と涙が溢れて止まりませんでした。
それから手術の日が決まり、家に帰宅しましたが、「何で私だけ?」とか「私が何か赤ちゃんにダメな事をしてしまったのかな?」と後悔や辛い気持ちが込み上げてきました。
何も手につかず、ただただ毎日泣いて過ごしていました。ここに今まだ赤ちゃんがいるのに、もう心臓が動いていないなんて、、、とお腹を触りながら泣きました。
そんな日が続きましたが、ある日Instagramで同じ様な経験をした方がアップしていた記事が目に止まりました。
そこには「赤ちゃんはどのお母さんと所に行くのか、どのタイミングで行くのか、或いはどのタイミングで帰るのかまで、自分で選んで来ている」と言う記事でした。
胎内記憶がある女の子が、今のお母さんの所へ来る前に、少しだけ外の世界がどんな世界なのか見てみたくて、ちょっとだけ別のお母さんの所に寄り道をした事があると言う話を、してくれた事があるそうです。
全部自分の意志で動いていた事なのだと。
その記事を読んで、私の赤ちゃんも少しだけ外の世界が見てみたかったのかな?短い間だったけど、少しは楽しんでくれたのかな?と少しだけ前向きになれました。
しばらくは思い出すと涙が流れ、何もする気が起きない日もありましたが、時間の流れと共に少しずつ前向きになれる様になってきました。
仕事も休んでいたので復帰したのですが、驚いたことに同僚の中にも話していないだけで、実は同じ経験をしていた人が何人もいる事が分かりました。
乗り越えられない悲しみはない!
そこで改めて、この経験は本当に辛いけど、これから自分と同じ経験をした人に寄り添ってあげられる、辛さが分かってあげられる存在でいたいなと思える様に今はなりました。
【妊娠週7週目】
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