【私の流産／死産体験談】《子供が欲しいのに切迫流産してしまった過去の私》《子宝に恵まれた現在の私》

結婚してから、子供が欲しいのになかなか授からない日々が続きました。

3年経った頃、ようやく妊娠しました。毎回、今回は妊娠したかなと心待ちにしていました。生理が来ると、毎回とても残念な気持ちになりました。なので、生理が止まったときには、すぐに気が付きました。

自宅で検査をして、判定が出たのですぐに産婦人科を受診しました。そして、見事に妊娠していることがわかり、とても嬉しかったです。取り合えず安定期になるまでは、周囲には報告せずに黙っておくことにしました。

順調に日々を過ごしていましたが、そんなある日突然の出血があったので慌てて病院へ行きました。切迫流産の可能性があるとのことで、絶対安静にしなければならないと産婦人科で言われたので、仕事を休まざるを得ない状況になりました。

まだ周りに言いたくなかったのですが、報告しなければならず少し辛かったです。ですが、お腹の子供を守るために安静にするように努めました。本当は入院した方が良いとの事でしたが、自宅療養をしたかったので自宅で過ごしました。

3日ぐらい経った頃、腹痛に襲われトイレに行きました。その時に、なんとなくお腹の中から赤ちゃんがいなくなったような気がしてとても恐ろしい気分になりました。その後、病院に行くとその不安は的中しました。お腹の中の赤ちゃんはいなくなっていました。

すぐに手術は必要とのことで、そのまま入院をしました。とても悲しくて泣いてしまいました。

その後、手術はすぐ無事に終わりましたが、とても寂しい気持ちでいっぱいでした。産婦人科なので、周りは赤ちゃんを連れた方や、これから赤ちゃんが生まれる方、赤ちゃんが生まれたばかりの方の周囲に囲まれながらの入院は、とても居心地が悪かったです。

私の気持ちを汲んでくださり、周りの方はとても親切にしてくださいましたが、すぐに気持ちの切り替えはできず、また赤ちゃんを作ることが少し怖くなってしまいました。

会社に復帰すると、周りの方にたくさん声をかけていただきましたが、逆にそれが辛くもありました。

そうこうしているうちに、同僚の方が妊娠をして、私はその後もすぐには妊娠はしなかったので、また辛い日々が続きました。ですが、いつまでも引きずっていては、亡くなった赤ちゃんにも申し訳ないので、前を向いていこうと決めました。

そう決めてから、一年後にようやく新しい命がお腹に宿りました。また流産するかもと不安はありましたが、その子は無事に出産し、今も元気です。

【当時の年齢26歳　妊娠11週目】