【私の流産/死産体験経験記】
この世に生まれてくる命がある。
あの世へと帰っていく命がある。
自らの手で断たれる命がある。
生きたくても生きられない命がある。
この世の命の不思議・・・
結婚してすぐに第一子を授かりました。もう少し、新婚生活を楽しみたかったのになんて思ってた私に追い討ちをかけるように、つわりに、壮絶な出産に、初めての迷いだらけの育児に疲れ切り、もう一人っ子で十分と思っていました。
しかし、娘が幼稚園に上がると二人目が欲しくなりました。しかし妊娠には適さない体となっていたため、妊活を経て、8回目のラストチャンスで奇跡的に妊娠が判明しました。
大喜びも束の間、6週目の時点で育ちが悪いと言われ、翌週の7週目でも心拍を確認できず、8週目で心拍が確認できなかったら、手術をすると先生より宣告されてしまいました。
8週目に入った途端に出血が始まり、病院に急行。しかし子宮内に赤ちゃんがいることが確認され、ほっとして帰路につきました。
でもその晩から陣痛のような痛みが始まり、トイレに立ったところ、すぽっと子宮口が開き、赤ちゃんが出てきてしまいました。慌てて、病院に駆け込み、処置をしていただきました。ドボドホとバケツに落ちていく胎盤、奥で看護師さんが胎嚢(赤ちゃんを包む袋)を開いて、赤ちゃんが取り出し、ホルマリン液に浸けられていく様子を、呆然と見ていたことを覚えています。
その後の子宮縮小剤の痛みは激しく、一晩中、脂汗をかいて眠れませんでした。
取り出され赤ちゃんを撫でてあげられなかった自分を悔やみ、苦しみの悲しみの渦の中にいました。
その後、泣いてばかりではいけないと気持ちを切り替え、2回生理を見送り、3回目で妊娠。元気な男の子を出産しました。
あれから7年たった今でも、流産した日には毎年空を見上げています。すべての妊娠と子供たちとの出会いは運命だったのだと、今では思えるようになりましたが。
余談ですが不思議なことに、長女の出産、流産した日、長男の出産すべて満月の夜でした。
【妊娠8週目】
貴方の体験談を募集しています
苦しい胸の内を誰かに聞いてもらいたい。表に出すことで少しでも楽になれるのなら・・・
『あなただけじゃないのよ』同じ苦しみを持っている人に、そんな声をかけてあげたい。少しでも楽にさせてあげられるなら・・・
そんな貴方の【声】をお聞かせください。
苦しい胸の内を誰かに聞いてもらいたい。表に出すことで少しでも楽になれるのなら・・・『あなただけじゃないのよ』同じ苦しみを持っている人に、そんな声をかけてあげたい。少しでも楽にさせてあげられるなら・・・どんな些細なことでも構[…]
あわせて読みたい‼
妊娠11週での検診でのこと。この日は初めて主人もエコーを見られるとのことでワクワクしながら検診へ行きました。そしていつものようにエコーで我が子を見ると、一瞬で違和感を覚えました。「2週間前から大きくなっていない…」と。[…]
【色すなわちこれ空なり】