葬儀/葬式川柳
夫の祖母の葬儀が終わり、火葬場で待機していた時の話です。自動ドアが突然勝手に開き、親族一同どよめきました。
きっと、亡くなった夫の祖母が迷って入ってきたのかな。おっちょこちょいだった祖母の顔が思い浮かんだエピソードです。
故人にはもう会えなくても、一緒に過ごした思い出は消えません。
祖父が亡くなった時、私はまだ小学校低学年でした。弟はまだ2〜3歳。
祖父が亡くなったということもあまり理解できず、葬式の会場でも走り回って遊んでいました。今は申し訳なく感じています。
祖父の死に化粧をした顔がすごく美しく感じたと祖母が言ったので、その時のことを書きました。
以前、霊媒師さんに守護霊を視てもらったことがあります。
守護霊の特徴を聞いたら全て亡くなった祖父に当てはまっていました。大好きだったお祖父ちゃんが今でも私を守ってくれてると思ったら、とても温かい気持ちになりました。
知人のお父さんがコロナウイルスで亡くなりました。大好きな父なのにコロナだから看取ってあげられなかったと、泣いた知人の顔が忘れられません。
地元では、自宅や公民館に集まり、絶えずご馳走や種類で参列客をもてなす風習があります。
大往生だった祖父の葬儀はもはや宴会状態でした。
亡くなってしまってから手向けるお花より、生きてる時にもっとお花を贈呈したりして、喜ばせてあげれば良かった…
私の父が亡くなった時の話。幼い子供たちは棺の中の父が寝ていると勘違い。屈託のない笑顔を浮かべながら、大きな声で「じぃじ、起きて、遊ぼう」と声を掛けていました。
片や号泣、片や満面の笑顔という光景の葬儀となりましたが、きっと棺の中の父は満面の笑みだったと思います。
涙を流しながら火葬場で燃えていく父を見つめる。
子供の頃は大きいと感じていた父親だったのに、いつの間にか骨壺の中に納まるくらいに小さくなってしまった。
亡くなった親の戒名をみて、俗名のままでいてほしい気持ちが起きてしまった。
疎遠だった父の通夜で、叔父から父親が生前語っていた思いを初めて知り、ひどいことをしてしまったと悔し涙が止まらなかった。
大往生の故人を皆が笑顔で見送る様子。
花粉症だった生前の母。棺に手向けられた溢れんばかりの花と共に旅立ったが、あの世でくしゃみしているかな。
正座で足がしびれ、立った瞬間にふらつき、手をついたことで音が鳴る、その音と木魚が重なる。
頑固で笑顔を見せることのなかった父は、笑顔の写真も見つからず仕舞いでした。
火葬場の煙突から上る煙を見て、生前愛煙家だった父を偲ぶ。
葬儀でお経を聞くと子供が寝ている印象があります。
満開の桜の中、花弁に混ざり火葬場の煙突から立ち昇る煙を見上げていると、ふと涙が溢れて止まらなくなってしまった。
大切なあの人への想いを、十七文字の言葉に乗せて・・・是非貴方の心の声を詩に乗せて、お聞かせください。入力項目は下記を参照ください。※【お名前】ニックネーム※【タイトル】葬儀川柳※【お問い合わせ】心情・補足[…]
【色すなわちこれ空なり】