葬儀/葬式川柳
葬儀後、親族手分けして遺品を整理していたら祖父のタンスの奥深くから古びた箱が。開けたら中身は、とても祖母には見せられない露な姿の外国の女性の切り抜きがどっさり・・・。
とりあえずここじゃ見つかると思って、納戸の奥底に隠し直しておきましたので、安心してください、おじいちゃん。
通夜振舞いになると、それまで大いに悲しんでいた人も酔っ払いになっている様子。
骨上げの際に、20歳代の姪っ子が変なお箸の持ち方で、骨を挟んで骨壺に入れようとしたらポロリと骨を落としてしまいました。骨が割れて、(縁起が悪いなぁ)と心の中でつぶやきました。
最近の子は、ご飯もスプーンで食べるらしいけど、こういう時の為にお箸を上手に使えるようになって欲しい!
接点が少ない親戚が多いと、葬儀のたびに、初めて会う親戚が出てきます。
祖父のお葬式会場で、9年ぶりに従兄に会った子から聞いた話を元に作った俳句です。
『向こうから俳優みたいに格好いい人が歩いてくるなーと思ってたら従兄だったので、びっくりしたー。めっちゃイケメンになってたから、思わず胸がときめいたよ。おじいちゃんのお葬式の時に、不謹慎かもしれないけど…』と言ってました。
お葬式で、小さな子供の表情を見ると、亡くなわれた人が生前どれだけ慕われていたかが分かると思いました。
中学時代の恩師が亡くなったが、当時は同級生の大半が学生だったことから、幾ら香典出すのか皆で話し合いました。
棺の中の彼女は大好きだった鈴蘭の花に囲まれて、最後まで美しく天に召されました。彼女の人生が綺麗に終わるのよう手伝ってくださった葬儀会社の方には、感謝の気持ちでいっぱいでした。
人間の生命力って、思いの他強いものですよね。
明るく朗らかな母の要望で、遺影写真は病院のベッドの上で撮りました。
死ぬ間際は何かと陰気なことも多いですが、母の様にさらりと明るく逝きたいものです。
線香をあげた後の、細く煙がのぼる様を眺めながら、遺影に手を合わせている時の様子です。
父が亡くなったとき、知らない人からの電報があり、父が生前その人のことを面倒を見たことがわかって、知らない父を発見しました。
『また明日ね』と約束したのにとても残念で淋しいです。
『手向けられた花々も他界された方と同じように枯れて消えていく』
そうした様子を仏教の諸行無常の教えにかけて詠んでみました。
宗派によって違うのかも知れませんが、早くてテンポの良いお経は、ラップに聞こえる時があります。
数年前祖父が死んだ時、祖母が自分の入れ歯も一緒に燃やして欲しいと涙をながしていたのが印象に残っています。
祖母が亡くなった時、まだその意味を理解できない幼い孫が、無邪気に自分を可愛がってくれた祖母を探していた姿を受けて詠みました。
残された写真や映像ではこんなにも生き生きしているというのに、今はもう居ないということが信じられずに詠みました。
ガーデニングが大好きだった故人の好きだった花を、棺に入れてお別れした時のことを詠みました。
病気と闘い苦しんで逝った故人が天国で、遺影の写真のように笑っていてほしいと思い詠みました。
大切なあの人への想いを、十七文字の言葉に乗せて・・・是非貴方の心の声を詩に乗せて、お聞かせください。入力項目は下記を参照ください。※【お名前】ニックネーム※【タイトル】葬儀川柳※【お問い合わせ】心情・補足[…]
あわせて読みたい‼
葬儀/葬式川柳大切なあの人へのこの想い、、、十七文字の歌に乗せて・・・空見上げ 父の微笑み 蘇る☆解説空が大好きな父でした。家族揃って日食や月食、また、流星群をよく観測したものです。空を見上げる[…]
【色すなわちこれ空なり】