【納棺師の裏話】《閲覧注意》息子を自殺で失った母親からの驚愕の再依頼とは？

私は「おくりびと」をしています。

去年、 23歳の男性が水死体で発見されて、納棺しました。 高さ80メートルの有名な大橋から飛び降りたのです。 離婚や人生が上手く行かない事の自殺でした。

彼の遺体の隣に、ジップロックに入った濡れた2000円と、マルボロが入っていた。自殺者は小銭とタバコを持ち、財布と身分証明書を持たないってよく聞くけど、本当にそうでした。 (死に場所でタバコを吸って思いとどまり、タクシーで帰ってくるらしい)

立ち会いは母親、妹、弟、姉(兄弟は皆見た目DQN系)の四人でした。 狭い四畳半の部屋で、皆が敷き詰めて座っていた。 遺体は水死体で膨れ、フランケンシュタインの風貌にそっくりだった。そしてドブ臭異様な腐敗なんだが、下水の腐った臭いが部屋中溢れていました。

中学生の妹は、 泣きながら彼がへアセットの時に使っていたwaxを 私に差し出した。 お母さんも泣き疲れていた。

信じられないことが起こった。半年以上たった今、 また同じ家に向かってる！

「リピーターだから宜しく…」 担当者は言った。

リピーター？？？？？

はっ？？？？？

見覚えのある四畳半に横たわっていたのは・・・足がない、 高校生になったあの妹だった。。。

「この団地から飛び降り自殺したんだよ」 と葬儀担当は言った。

足から着地したらしく、 腰骨から下はほぼ無し。 腰骨の下からは、アイボリーの骨が丸見えで、 豚肉みたいな肉片も見えていた。警察の医療チームが、止血をしてくれていたが、 死んでるので血は止まる能力を完全に失っている。もう一度私が止血をした。

顔は比較的キレイだった。(入水自殺は綺麗に死ねないのを知っているからやめたのか？)

立ち会いは、母親、弟、姉の三人だった。あまりにも絶望過ぎる現実に、 それをどう考え、どう処理したら良いのか？

到底受け入れがたいことばかり存在するのが【事実】で、 誰もが「神様なんてこの世にいない」という思いしか頭に浮かばない程、あまりにもあまりにも過酷過ぎる現実でした。

外は恐ろしいほど猛烈な風が吹き荒れていた。団地の間をピューピューと唸りながら吹き抜けるその様は、本当に死神がやってきたみたいだった。

この世には負のサイクルがある事が、まざまざと見せつけられた気がしました。