サルでも分かる春分の日/秋分の日の真実
春分の日と秋分の日は、昼と夜の長さが同じ。
子供の頃当たり前のように教えられた常識は、実はウソらしい・・・
と聞いたら、驚きませんか!?
残念ながら?これホントの話です。
分かりやすく解説していきましょう。
『春分の日』は昼が長い理由
太陽が真東から登って真西に沈む日が春分(秋分)の日であるからして、昼と夜の長さは同じはずと言いたいところだが、実は昼の方がほんの少しばかり長い。
日の出(昼の始まり)/日没(夜の始まり)
日の出と日没(日の入り)の定義はそれぞれ以下の通りだ。
太陽が顔を出す瞬間から、太陽の一部が西の地平線に接した瞬間を日没とするならば、昼と夜の長さは同じだが、定義はそうなってはいない。
よって実際はそこらか完全に太陽が沈むまでの数分時間、大きさにして太陽一個分昼の方が長くなる。
自作の汚い図で恐縮だが参考までに。
大気中における光の屈折
地平線に近い位置にある太陽の光は、大気中を通る過程で屈折し、太陽を実際の位置より若干上に浮き上がらせて見せる。
つまりこの浮き上がり現象により、本来は地平線の下にあり、まだ見えない、或いは既に沈んだはずの太陽が、実際は私たちの目には見えているといった、奇妙な現象が起こる。
見えてはいるがそこにはない。蜃気楼を思い描いていただけると、分かり易いかもしれない。
一般的に浮き上がり現象が無いと仮定した場合に比べ、太陽一個分日の出が早まり、同じく太陽一個分日没が遅くなると言われている。
よって都合太陽二個分、昼の長さが長くなる。
またまた汚い図で恐縮だが参考までに。
まとめ
上記二つの大きな理由とその他細かな理由が加わり、実際は10分前後(大きさにして太陽三個分)昼の時間が長くなる。
ちなみに2015年の春分の日は、昼が12時間9分、夜が11時間51分となり、9分程昼の時間が長いことになる。
何とも奥が深い!
昼と夜が同じ時間なのはいつ?
では実際に昼と夜が同じ時間なのはいつなのだろうか>
実際に昼と夜の長さが一番近づくのは、春分の日の4日程度前(秋分の日は4日程度後)になるようだ。
その日が来たら知人に自慢してみては如何だろうか?
もっともかなりの確率で
だから何?
と言われるだろうが、そこは是非とも自己責任でお願いしたいm(_ _)m