開花予想と開花宣言の基準
桜の開花予想はどうやって出しているのでしょうか?
桜の開花予想方法で知られる『400度の法則』VS『600度の法則』。
その算出方法と今年の勝敗は?
気象庁は3月21日、東京都心の桜(ソメイヨシノ)の開花を発表した。
平年より5日、昨年より2日早い開花となる。
市ケ谷経済新聞
いつの間に・・・
なんて思っていたら、2016年3月21日気象庁は東京の桜の開花宣言を行いました。
忙しいに日常に追われて周りを見わたす余裕もありませんでしたが、気がつけば桜もとっくに開花していたとは!?
今日までそのニュースにすら全然気が付きませんでした・・・
開花予測の基準
それはそうと桜の開花予想で使われる『400度の法則』と『600度の法則』。
一体どんなものなのか、もう一度おさらいしつつ、今年の結果を見ていきましょう。
400度の法則
2月1日からの平均気温の合計が400度を超えると開花。
600度の法則
2月1日からの最高気温の合計が600度を超えると開花。
この2つの法則を参考に、その日までの実際の合計気温に今後の予想気温をプラスし、さらに様々な要素を考慮に入れながら桜の開花予想を立てる。
もちろん予想気温はあくまでも予想でしかないので、予想と実際の差が大きければ大きいほど、その都度修正が必要になる。
開花宣言の基準
基準となる『標本木』は、靖国神社にあるソメイヨシノ。5輪以上の開花が確認されると気象庁から『開花宣言』が出される。
どちらの法則が優秀?
それでは今年はどちらの法則が勝利したのでしょうか?
過去のデータと併せて、勝敗を見ていきましょう。
2016年の結果
- 2月1日~20日までの平県気温の合計 405.1度(誤差1日)
- 2月1日~18日までの最高気温の合計 603度(誤差3日)
ということで今年は「400度の法則」の勝利!
過去の2年間の成績
◆600度の法則が勝利
2015年予想日 3月22日までの最高気温の合計 600.9度
2015年開花日 3月23日(誤差1日)
『400度の法則』の予測日は、実際の開花日より数日遅かった。
◆600度の法則が勝利
2014年予想日 3月25日までの最高気温の合計 607.3度
2015年開花日 3月25日(誤差0日)
『400度の法則』の予測日は26日。実際の開花が1日早かった。
トレンド総研
どちらの法則にしろそれほど大きく外すことは無いようです。
温度計も持たず、毎年毎年ただひたすらに神の決めた?ルーティンを正確に繰り返す植物ってすごいですよね。
たまには空を見上げよう
それにしても日本人にとって、やはり桜は特別な花。
雄大な青空をバックに桜の花が気持ち良さそうにそよめいている風景をみるだけで、生きてて良かったなんて思えるんですから、不思議なものですよね。
日々生活に追われていると、ついつい季節の移ろいにも目を向ける余裕がなくなってしまいがちですが、たまには立ち止まって、 自然の声に耳を傾けてみるのも悪くはないものですね。
今年度もあとわずか。頑張っていきましょう!