結婚で気付いた己の中の毒親性
毒親の価値観とともに育った私ですが、今回、その価値観による行動を受けた普通の人が、どう思うのかについて考察していきたいと思います。
嫁になる人に対するありえない言動
母は、妻と会って間もないうちから、色々なことを言ったようです。
例えば家柄がどうのこうの、うちはこんな家系ですがお宅はどうかしら?釣書を持って来て!、とこんな具合です。
うちは、普通のサラリーマン家庭なので、家柄どうのこうの言う立場にないんですけどね・・・
どんなに素晴らしい家系だと思ってるんでしょうか。
そういえば祖母が家系の自慢をよくしていて、祖父母が元教師で、親戚が~大学出で、大学教授だの判事だのも居るとよく言っていましたが。
まさかそれを外にそのまま言って通用することだと、思っているんでしょうか?
そんなに自慢にもならない、というのもそうですが、これから親しくしましょう!という相手にそんなことを言うのは、何を考えているんだという話です。
他にも、
など色々言っていたようです。
結婚前から上に立ってコントロールの準備をするとは、いやはや恐れ入りました。
母は私には、
とまで言っていました。まったく、失礼極まりない!
発想もアレですが、思ったことポンポン言い過ぎ!
毒親の行動のマネはしなくても、考え方は学習する子供
恐ろしいのは、私は母から釣書だの、家柄だので家の外の人を圧倒していくことは習いませんでしたが、母がそうしていることを知っても、何の感情もわかなかったことです。
母が行うことには、違和感を感じないようになってしまっていたのです。
私は妻からこのことを言われて、はっ、と考え直しましたが、私も毒親化する準備ができていたということでしょう。
一事が万事、母の言うことやることに何の異も唱えない私は、妻の目から見れば母の肩を持つ毒親一家の一員に見えたと思います。
私が知らず知らずのうちに母の味方をすることで、本当に何度も喧嘩をしました。
母のおかしいところをおかしいと思えなかったのが実際のところですが、大人として言い訳の余地はないでしょう。
なお、妻は私の脱毒親の最大の協力者です。
毒姑(私の母)と毒夫(私)の攻撃の被害を受けながらも私に毒親の存在を教え、私が変わるためのチャンスを与えてくれました。
そうして私は普通の人の思考に近づいていくことができました。
そのことにとても感謝しています。
教育の世界に身を置く【メンタル系教育研究者】
幼少期は明朗快活で好奇心旺盛な男の子だったが、中学受験で勉強し過ぎて、健全な人格形成の機会を逃した、典型的な燃え尽き症候群。
毒親育ちにありがちな『遊びたい』が口癖で、際限なく自由さを求める特徴がある。
現在も家族問題に起因する様々な恐怖症の影響が残っており、日々思考を重ねて改善を試みながら生きている。
家族のことや心の問題など、生きている中で悩んでいる問題に立ち向かうパワーを与えることが記事執筆の目的。
書く内容は一般論をベースとはしません。筆者である私の考えをもとに理論立てていきますので、読者さんには筆者がどういう人間であるかを推察しながら、そこに存在する普遍的な真理を掴みとっていただければと思います。
また教育関連の記事については、自身の経験から、偏差値だけで考えたり、詰め込み式で勉強をすると受験に失敗するという見方を示すことが多いです。
勉強については一番近道は、我流を捨てて素直に学ぶことです。