【拒食症】親にコントロールされた子供が使う対処法
毒親に精神の自由を制限された子はどこへ向かうか?アディクション(依存症)に走る、自分の体を痛めつけるなど色々あります。
小学生以降、私は様々なことを体験してきました。
人一倍自由を望む気持ちが強く、気持ちを曲げることが苦手な私はストレスを溜め込んで我慢することが苦手で、色々な方向へ行きました。
自分の人生をコントロールしようとする子供が自由にできることは、自分の体調の操作と肉体の管理だけです。
中でも、拒食は毒親に対して堂々とできる抵抗になり得ます。
私は自分の意思でなく、ずっと食事が摂れなかった時期があります。
中3の頃です。
その頃の私は本当に気が狂いそうなくらいに、全てにイライラしていました。
体調が悪いということを理由に親の意思(親の思うように育つこと)に背き、食べずに自我を保っていました。
これはわざとなどではなく、当時はなぜ食べられないのか自分でもわからず恐怖でたまりませんでした。
一ヶ月で15キロも体重が減ったのもあり、このまま死ぬのかと覚悟までしました。
その果てに救いがあった
結論を先に言うと、この症状は私が無意識に引き起こしたものだと思います。
親の言うことを聞いていれば幸せだった小学校低学年までとは違い、段々人生が複雑になってきます。
私自身をもっと見つめたいのに、無神経な親によって無茶苦茶にされてしまう。
それに対する抵抗の策が拒食です。
当時は気付きませんでしたが、自分の肉体を極限状態に置くことによって、見えてくる世界は心地がよいものでした。
拒食によって、やっと自分の人生を自分のペースに戻せたのです。
他にも思い返してみれば、カッターで自分を切ったり、火であぶったりと自分を傷つけることによって、生(せい)の感覚を得ていました。
そうでもしないと、親にコントロールされて、ぼやけた意識になってしまうのです。
拒食と過食の波
ところで、私は食べ物を際限なく食べ続け、食べ過ぎになるところがあります。
小学生の頃は隠れて間食を続け、肥満になりました。家では肥満は問題にされませんでした。
ちなみに毒親の子が自由にできる欲求は、二つだけあるそうです。
それは、【食と性】です。
親が子をコントロールする際には、子供が摂る食事の量や体型は問題にならない。
従って、食べることを制限する必要は無い。
性はある程度の年齢になってから目覚めるので、親がコントロールする項目には含まれていないということです。
これはDMC(家庭内洗脳)された子の特徴を語る上で、外せない事柄だと思います。
DMCされた子供が親から許されていることは、何とも原始的なこの二つの事柄だけです。
多様な文化が存在する現代でこれは、あまりに空しすぎることではありませんか。
私はあるときは際限なく食べ続け、あるときは食べることを拒否し続ける、そんな波を作り出してしまいました。
これは勝手に起こるので、私の意思ではコントロール不能です(もっとも、私の脳が無意識に行っていることではあるのですが)。
食という行為に己自身の問題を投影した結果、このようになってしまいました。
起こるときはいきなり起こります
前置きが長くなってしまいましたが、その拒食の波がまたやってきてしまいました。
今の症状はまた独特で、食欲があるのに食べると気持ち悪くなります。
まるで食べた自分に罰を与えているようです。
妻と美味しい食事をしに行こうと話していたのに、これでは難しそうです。
妻が言うには、『ゴールデンウィークを楽しむなよ。という親からのメッセージじゃないか?』ということですが、実際ありそうなことです。
この症状、しばらく続いて体重が減った頃に、また食べすぎに戻ります。
本当に、体はどこも悪くないと思うのですが、どうなっているんでしょうね?

教育の世界に身を置く【メンタル系教育研究者】
幼少期は明朗快活で好奇心旺盛な男の子だったが、中学受験で勉強し過ぎて、健全な人格形成の機会を逃した、典型的な燃え尽き症候群。
毒親育ちにありがちな『遊びたい』が口癖で、際限なく自由さを求める特徴がある。
現在も家族問題に起因する様々な恐怖症の影響が残っており、日々思考を重ねて改善を試みながら生きている。
家族のことや心の問題など、生きている中で悩んでいる問題に立ち向かうパワーを与えることが記事執筆の目的。
書く内容は一般論をベースとはしません。筆者である私の考えをもとに理論立てていきますので、読者さんには筆者がどういう人間であるかを推察しながら、そこに存在する普遍的な真理を掴みとっていただければと思います。
また教育関連の記事については、自身の経験から、偏差値だけで考えたり、詰め込み式で勉強をすると受験に失敗するという見方を示すことが多いです。
勉強については一番近道は、我流を捨てて素直に学ぶことです。