HSPの注意点
まずHSPとは何でしょう?
簡潔に説明します。
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)、すごく感受性が高く、敏感な気質を持った人のことです。
後天的ではなく、生まれ持った気質であり、統計的には5人に1人がこの気質を持っています。
HSPの人は比較的少数派であるため、周囲の人とギャップが生じてしまい、それ故に生きづらさを生じやすくなります。
お金の流れとエネルギーの流れは似ている
お金のやり取りはお金という目に見えるものが絡む分、その流れが見てわかります。
人を騙してお金を奪う人は詐欺師と呼ばれるし、安易にお金を借りる人はだらしないと評されます。
お金のやりとりと同じ構造だけど、目に見えないために取り沙汰されにくいものがあります。
それがエネルギー、いわゆる気の流れです。
人に元気をもらう、周りの人を元気にするという表現がありますが、エネルギーに満ちていて、他人を自分と同じような、明るい気持ちにさせる人がいますよね。
それは人にエネルギーを与える余裕があって、精神が元気に満ち溢れている人です。
そしてそれとは逆の人もいます。
現代のバンパイアとも言うべき、他人の気を吸い取る人です。
本来ヴァンパイアは血を吸って生きますが、現代のヴァンパイアは、気のエネルギーを吸収して元気になります。
そして、気を吸い取られた人は元気が無くなるばかりか、ネガティブな気持ちに満ちていき、体調も崩してしまいます。
他人の考えや気持ちに敏感なHSPの人は、そういったヴァンパイアの餌食になることが多々あります。
敏感で他人の気持ちをまるで、自分の気持ち同然に察せてしまう共感力の高いHSPの人は、自分と他人の境界線が曖昧です。
気付かない内にエネルギーを、奪われていることでしょう。
ヴァンパイアは、誰がつけこみやすいタイプの人間かを、嗅ぎ分ける嗅覚が優れていますから、心の防御が弱いHSPの人がいたら見逃しません。
どんな人がエナジーバンパイアなのか
ヴァンパイアは何も性格が悪そうで、意地悪で、見るからに支配者のような人とは限りません。
一見親切な人や、世間で認められているような人の中にもいて、内面に触れない限りは判断がつきません。
確固たる自分を持っている、心の鎧がしっかりしている人には彼らは近づきません。
人からの揺さぶりに対する防御力が弱い、HSPの人を見つけると攻撃します。
攻撃の方法は恐怖や不安を煽ったりする他に、おだてたり同情させたり、感謝させたりと様々です。
HSPの人の心を揺さぶって、エネルギーが出てきた瞬間に、それをサッと奪い取ります。
事例:相談者とカウンセラーの関係は危険
私は子供を預かる場所で働いていますが、話しているだけで気持ちが重くなり疲れる保護者がいます。
とは言っても、普通の方なのですよ。
モンスターでなく、ヒステリックでもないし、丁寧で子供思いの方なのですが。
とにかく話を聞いてもらいたいという印象で、子供の身の上話や相談をよくされます。
問題の責任や解決策、判断して決めることを全てこちらに委ねられているような気がして話し終わるとため息が出てしまいます。
そして話を長々として私を圧迫する割に、私のターンになると話をあんまり聞いてくれないんですね。
よく『女性は話を聞いてもらいたいだけで解決策は求めていない』ということが言われますが、それに加えて『自分の苦しみを全て他人に投げ渡したい』という感じです。
子供は見た目は朗らかなのですが、ストレス由来と思われるいくつ、もの体調不良に見舞われているということです。
私は間違いなく母親が原因だと思っています。
常に不安がつきまとう母親は、それを自分で処理することができず、他人からエネルギーを奪って、不安を解消しようとする例ですね。
心の防御力が高い、言い方を変えると図太い人はヴァンパイアと対峙しても、何も影響を受けません。
しかし、自分から他人の心に飛び込んでいってしまうような面があるHSPの人は、簡単に影響を受け、ヴァンパイアの餌食にされてしまいやすいです。
教育の世界に身を置く【メンタル系教育研究者】
幼少期は明朗快活で好奇心旺盛な男の子だったが、中学受験で勉強し過ぎて、健全な人格形成の機会を逃した、典型的な燃え尽き症候群。
毒親育ちにありがちな『遊びたい』が口癖で、際限なく自由さを求める特徴がある。
現在も家族問題に起因する様々な恐怖症の影響が残っており、日々思考を重ねて改善を試みながら生きている。
家族のことや心の問題など、生きている中で悩んでいる問題に立ち向かうパワーを与えることが記事執筆の目的。
書く内容は一般論をベースとはしません。筆者である私の考えをもとに理論立てていきますので、読者さんには筆者がどういう人間であるかを推察しながら、そこに存在する普遍的な真理を掴みとっていただければと思います。
また教育関連の記事については、自身の経験から、偏差値だけで考えたり、詰め込み式で勉強をすると受験に失敗するという見方を示すことが多いです。
勉強については一番近道は、我流を捨てて素直に学ぶことです。