【DMC(家庭内洗脳)による二次被害】自ら不幸を選ぶ思考回路を形成

DMCの果てにある世界

家庭内での洗脳的行為である【ドメスティック・マインド・コントロール(DMC)】は、非常にカルト的な側面を持ちます。

そこには心の豊かさ、優しさ、平穏などはなく、支配―被支配による不快さのみが存在します。

DMCの時代を無事乗り切った子供たちは、そこで支配からの卒業というわけではなく、今度は心の原風景となってしまった、不幸の連鎖回路と共存していくことになります。

親に支配されている間は親が不幸の原因ですが、一人立ちすると自分自身が内面化した親に、近づいていくことになるのです。

それは親という外部に保持していた歪みを、自分自身が実現していくことになるのですから、初めは自己嫌悪や違和感、苦痛が凄まじいです。

抗おうとしても抗えません。まともであろうとしても、一度進行し始めた変化は止められません。

自分がどんどん化け物に変質していく様子を、毎日懺悔して過ごす日々になります。

DMCの世代交代

しかしながら、それもやがておさまります。

すっかりマイナスの変化を起こしきって、DMCする側の人格を手に入れたからです。

今度は自分が世間や家族に、害を与え始めます。

自分は将来親のようにはならない!小さい頃にそう決意して努力していても、知らず知らずの内に、親と同じような言葉を発し始めます。

社会的人格を手に入れる手始めとして、親ぐらいしか参考にできるものがないのでしょう。

元々排他的傾向が強いDMC家庭では、身内以外をシャットアウトしがちな傾向があります。

はじめは理想を口にしても、結局は親と同じ思考回路しかリアルに感じられるものがないために、堕落していきます。

理屈の及ばない世界

一般に子供の目から見て、自分はあんな大人にならないと思うことや、どうして大人なのにあんなにダメなんだろう?と思うことは多々あります。

しかし、歪んだ人間の行動は理屈ではないので、本人も考えてそうなろうとするのでなく、どこかから負の要素を吸収するかのごとく、自然に悪化していきます。

心の持って行き方を間違えると、人間誰でもそうなる可能性はあります。

そして、利己的、攻撃的、排他的な理不尽な人間になってしまっているのに、自分を理解してくれない周囲を憎み、自分の不幸を呪います。

普通とのズレに、気付けなくなっているためです。

どんなに素晴らしいことを考えようとしても、発想そのものがDMCに汚染されているため、腐った考えにしか至りません。

もはや本気を出そうとも永遠に答えに行き着かない、理屈の及ばない世界に突入してしまっているのです。

一筋の光明

【DMC(家庭内洗脳)による二次被害】自ら不幸を選ぶ思考回路を形成

DMCに汚染されても尚、僅かな純粋さを残している人は、自分自身に対して焦りを感じるでしょう。

DMCの行動主体へと変化したことに、諦めを感じるかも知れません。

しかしながら、完全に絶望するのはまだ早いです。

もし、これらの症状があれば、すぐに改善することは難しいですが、その時の自分の心を見つめなおしてみましょう。

  • 日々湧き上がる些細でつまらない怒り
  • 他人を敵視し自己正当化する
  • 自ら頭痛がするような不快な思考に身を委ねる
  • その場限りの高揚感で乗り切る
  • 日常を偽りの意識で固めている

そして、自分は本当はどんな人間になりたかったのか、今何がしたくてそうしているのかを、見つめなおしてみてください。

本来の自分と現実の乖離が感じられれば一歩前進です。

本来この世界に生きていることは喜びであり、自分はこの世界に存在する完結した存在であってよいはずです。

それが自分を歪ませ他人を憎み、この世界に不幸をまき散らしているのだとすれば、それは悲しいことです。

落ち着いた気持ちでいること、他人に寛容でいることは他人のためではなく、何よりもあなた自身のためです。

親の手を離れた以上、軌道修正をできるのはもはや自分だけ。

だから少しだけ立ち止まって、正しい方向を探してみましょう。

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筆者紹介
人物
Suck
はじめまして。Suckです

教育の世界に身を置く【メンタル系教育研究者】

幼少期は明朗快活で好奇心旺盛な男の子だったが、中学受験で勉強し過ぎて、健全な人格形成の機会を逃した、典型的な燃え尽き症候群。

毒親育ちにありがちな『遊びたい』が口癖で、際限なく自由さを求める特徴がある。

現在も家族問題に起因する様々な恐怖症の影響が残っており、日々思考を重ねて改善を試みながら生きている。

家族のことや心の問題など、生きている中で悩んでいる問題に立ち向かうパワーを与えることが記事執筆の目的。

書く内容は一般論をベースとはしません。筆者である私の考えをもとに理論立てていきますので、読者さんには筆者がどういう人間であるかを推察しながら、そこに存在する普遍的な真理を掴みとっていただければと思います。

また教育関連の記事については、自身の経験から、偏差値だけで考えたり、詰め込み式で勉強をすると受験に失敗するという見方を示すことが多いです。

勉強については一番近道は、我流を捨てて素直に学ぶことです。

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