お酒を飲むほど痛風リスクが高くなる!尿酸値とアルコールの密接な関係とは?

痛風予防アルコールとの上手な付き合い方

最近世代を問わず急増している痛風。

プリン体を多く含むビールとの因果関係が広く知られている痛風ですが、実はビールに限らずアルコールと深い関係があります。

アルコールが引き起こす痛風のメカニズムを解説します。

僧侶の職業病と言えば痛風に糖尿病。

あれだけ通夜振舞いに精進落とし、法事に檀家からの御供物と、美味い物ばかり食べていればこうしたリスクが付きものなのは仕方がないことですが、質素を常とする僧侶がこの様な有り様とは、何とも皮肉な物ですね。

話を戻しますが、糖尿病と並んで、贅沢病の要素が強い痛風。痛風リスクを減らすためには、ビールなどのお酒を極力控えた方が良いとされています。

しかし、接待に同僚との飲み会、寝る前の晩酌など・・・社会人の男性からお酒を完全に切り離すのはなかなか難しい問題ですよね。

最近は20代の若者や女性にも痛風患者が増えているとのことですが、お酒を飲むとき「プリン体ゼロのビールしか飲んでいないから」、あるいは「私は焼酎派だから」と安心している人も多いのではないでしょうか。

とんでもない!

実はアルコールであれば痛風リスクは必ず存在するのです。尿酸値とアルコールの密接な関係を理解しておきましょう。

お酒と尿酸値の関係

プリン体が多いお酒の代表と言えばビール。他の酒類と比べて含有量は実に数倍~10倍以上です。ビール好きにはたまらない地ビールは特に恐ろしいプリン体が多く含まれており、中には15倍以上になる種類もあります。

プリン隊?ゆるキャラの軍団みたいでかわいらしい名前ですが、とんでもない話ですね…

お酒を飲むほど痛風リスクが高くなる!尿酸値とアルコールの密接な関係とは?

話が横道に逸れましたが・・・

飲み会の席では当たり前の「まずはビール」。これは痛風リスクが一瞬で跳ね上がる瞬間。30代以上の多くの人間にとっては、最もお酒がおいしい瞬間であることは間違いないのでしょうが、心配ならひと口で止めておいた方が良いでしょう。

夏は特に厳しい戦いを強いられることになりそうですね・・・

プリン体ゼロのお酒でも尿酸値は上がる

ここからが本題です。ビールの次に頼む飲料をプリン体ゼロのお酒にすれば大丈夫だと思っていませんか?

それはとんでもない間違いです。痛風リスクを高めているのは、プリン体だけではありません。実はアルコールそのものが尿酸値を上げる原因だからです。

ってことは酒は基本飲んだらマズイのか?

残念ながらその通りです。

アルコールで尿酸値が上がるメカニズム

アルコールが肝臓で分解さるときに尿酸が生成され、尿酸の排出を妨げる乳酸も作られます。つまり、アルコールを摂取すると「尿酸が増えるのに排出されにくい状態」になるのです。

日本酒・焼酎・ワイン・ウイスキー・テキーラ・ウォッカ・ジン・リキュール・チュウハイ・プリン体ゼロが宣伝文句のビール・・・

アルコールが含まれていれば問答無用で尿酸値が上昇します。

お酒を飲むほど痛風リスクが高くなる!尿酸値とアルコールの密接な関係とは?

痛風リスクを上げないための飲み方とは?

禁酒!

以上!

とってしまえば楽なんですけどね~なかなかそうもいかないのが世の常。辛いところです。

痛風リスクを上げないための飲み方とは?

自分の健康のためとはいえ、完全にアルコールを断てる男性がどれだけいるでしょうか。

仕事上での飲酒をいっさい止め、プライベートでもノンアルコール飲料しか飲まないよにしたら?

もし、お酒が好きな人なら、高確率でストレスがどんどん蓄積していくでしょう。ストレスは大敵です。何と言っても強いストレスは尿酸値を上げる要因として知られています。

当たり前のことと言えば当たり前のことですが、結局医師から禁酒を言い渡されていない健康状態であれば『ほどほどに飲んで週に数日の休肝日を作る』と痛風リスクが少ないようです。

それから先程も述べたように、ビールは一番避けるべきアルコールです。ワイン、ウイスキー、焼酎などを少しずつ味わいながら楽しむようにしましょう。

ビールのようにガブガブ飲むお酒ではないので、摂取するアルコールの量も調節しやすいはずです。お酒を楽しんだ後は、水をたっぷり飲んで血液中の尿酸値を下げる配慮も忘れないようにしましょう。

綺麗なモノにはトゲがある。美味いモノにはプリン体がある。

世の中とは上手くいかないモノです。

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