納豆は痛風に良い食べ物
痛風の予防や症状を改善させたいなら押さえておきたい痛風に良い食べ物・良い食事。
プリン体が多くても痛風を悪化させたい素敵な食べ物があるって本当?
ズバリそれは痛風には良くないと誤解されている『納豆』。
様々な病気の予防に効果がある日本の食文化が生んだスーパースター『納豆』の力に迫ります。
痛風持ちであれば当然プリン体を含む食べ物を控えなければなりません。しかし、『プリン体が多い=痛風』というわけでもありません。
プリン体が多いのに痛風を悪化させない食品もあります。
前述のとおり代表格は日本の食卓でお馴染みの『納豆』。その優れた効能と痛風に効く理由をまとめました。
なぜ納豆が痛風の敵と誤認?
納豆は成人病予防に効果のある食べ物の中で常にトップクラスに君臨している、素晴らしい食品です。
高脂血症、高血圧、動脈硬化、糖尿病など。数え上げればキリがありません。
血液をサラサラにしてコレステロールを下げ、血圧までコントロールできる恐ろしく出来た食品です。
成人病で病院を訪れる患者に対して納豆をすすめる医師は少なくありません。
医師もすすめる納豆。
では、どうして『納豆は痛風に良くない』という噂が立ったのでしょうか。
納豆はプリン体の多い食品
それは、納豆に含まれるプリン体が多めだからです。
含有量は100g中で110mg以上。
他の食品に比べると多い数値に思えるでしょう。しかし、単に目先の数字だけにとらわれてはいけません。
市販されている納豆は、1食当たり40g~50gくらいの量しかありません。つまり1パックに含まれるプリン体の含有量は50mg程度です。1回の食事で納豆1個食べるくらいなら何ら問題のない範囲です。
むしろ、気を付けたいのは肉類などです。
例えば、牛肉100gなんて男性ならペロリですよね。個人的な感覚になってしまいますが、巷にあふれるハンバーグの重量は150g~180gが基本のような気がします。
つまりそれだけで、納豆小パック2個以上のプリン体を摂取している計算になります。
尿酸値を下げる納豆
納豆には尿酸値を上げるどころか、逆に下げる効果があります。
ゆえに痛風を悪化させないため、あるいは痛風を予防するためなら、むしろ納豆は食べた方が良いとされる食品です。
痛風は、血液中の尿酸値が高くなることが原因で発症する病気です。
そこで血液中の尿酸が溶けやすい身体に変え、体外に輩出しやすくすることが痛風に効果的だとされています。
尿酸を溶かすためには体をアルカリ性に近づけなければなりませんが、現代人の食生活は、血液が酸性に傾きやすい傾向にあります。
そこで登場するのが納豆です。納豆は体内をアルカリ性に近づける効果が高い食品です。
貴重なタンパク源
痛風予防のためには、動物性タンパク質を制限しなければならないことが多く、運動量が多い男性にとっては非常に辛いところ。
納豆などの大豆食品からは、良質なタンパク質を得ることができます。
動物性タンパク質は血液を酸性に近づけますが、大豆食品はアルカリ性に戻すので、痛風予防に効果的な食品としてすすめる医師が増えているのです。
納豆は、幅広い成人病予防に役立つ素晴らしい食品!痛風の男性も、積極的に食べてください。
まとめ
一度痛風にかかると一生プリン体と格闘しなければならない人生が待っています。
納豆が嫌いでなければ、毎日美味しく納豆を食べるくらいで大きな予防となるのであれば、お安い御用ではないでしょうか?
私も毎日納豆を食べることを習慣としていますが、一度習慣づけてしまえば案外楽に続くものですよ。
皆さんも手遅れになる前に是非、習慣づけてくださいね。