みんな大好き!給食の献立ランキング
小学校生活において、その思いでの50%を占めるといっても過言ではない重要なファクター(要素)。
それが給食!
アルマイトの器に入った給食を、先割れスプーンでカチャカチャいわせながら、ほおばっていたものです。
様々な統計をもとに、私も大好きだった給食のメニュー10傑を当時の思い出と共に紹介。
★カレー/ハヤシライス★
トップバッターはド定番から。
まずはみんなのヒーロー【カレー】から。カレーが嫌いな小学生など、『日本の小学生』にあらず!
みんな大好きカレーですが、特に給食のカレーの美味さはなんか他のカレーとひと味違った。うまく言えないけど・・・
私の通っていた小学校は、7-8百人くらい児童がいたけど、給食室で毎日おばちゃんたちが作ってた。
カレーの日はもう校舎の隅にある給食室からルーのオイニーがぷ~んですよ!
もう授業になんて集中できるわけがない!
言うなれば「カレーテロ」ですな。
また、地味にハヤシライスなんかも激ウマだった。
★フルーツポンチ★
フルーツポンチの威力たるもの半端じゃなかった。給食が「シャレオツ」とは真逆の方向に向かって突っ走っていた時代。なんかもう【フルーツポンチ】っていう響きだけでやられてたさ。
みんなに給食を取り分ける給食当番までソワソワしちゃって。いつもみたいにカレーのルーを容赦なく器にぶっ込む感じはゼロ。ひとりひとりの白い寒天の量とか気にしちゃって。
だって学校給食のデザートといえば【冷凍みかん】とか、こんにゃくゼリー1個とか、頭おかしいよね。
嫌いじゃないよ、嫌いじゃないし、むしろ好きだけど・・・みたいな感じ。
そんな日常に舞い降りる、フルーツポンチ!
「まさに砂漠に咲いた一輪の花」
それが学校給食における【フルートポンチ】!
★大学芋★
給食話で、取り敢えずこれさえ言っておけばOK!みたいなところすらある大学芋。
昔、東京神田の大学生がよく食べていたことから名付けられたと言われる大学芋。「大学」って付くだけで、なんか大人!
無意味な優越感に浸りながらポリポリやっていたのを思い出す。
でも意外と黒いツブツブのついた大学芋が、でっかいバケツに大量に入っているのって、気持ち悪いんですよね・・・
★型抜きチーズ★
自動車・飛行機・ライオン・トラ・パンダ・カニ・桃・ひまわり・・・
子供が喜びそうな型と、逆に全くそうではない型が入り乱れたチーズ。
「俺はライオンだ!」、「俺はひまわりって何だよ!」と一喜一憂し、自分が当番の時は、サルっぽいやつの所にはサルのチーズを、ケツっぽい顔のやつには桃を置き合ったりして、楽しんでいた。
ちなみにチーズは大っ嫌いだった笑
★わかめご飯★
今でもクックパットなどで絶大な人気を誇るわかめご飯。
まぁ敢えて言わせてもらえば、決してそれほど美味いってわけじゃないと思うんですよ。
でもイメージ的には給食って基本簡素な訳ですよ。
それがわかめご飯とか炊き込みご飯だとか、いわゆる白飯に手を加えた味付けご飯だと、それだけで「うぉー!!!」みたいな。
「一石二鳥!」
どこら辺が「二鳥」なんださっぱりかわかんないけど、いつも心の中ではそんな感じだった。
★三色ゼリー★
特別な日にやってくるイベントメニュー。その中でも特に印象に残っているのが、ひな祭りの日にのみ姿を現す【三色ゼリー】
色とりどりの甘いアラレみないな子分を引き連れて食卓に登場するのが定番だった。
結構いい感じに凍っている時と、完全に溶けちゃってる時があって、いい感じに凍ってる時の男子のテンションは中々高めだった。ひな祭りだってのに。
★鯨の竜田揚げ(オーロラ鯨)★
見た目は完全に草むらに転がる犬のう○こ そのものだったが、その見た目とは異なる力強い味が好きだった。
当時から、鯨は捕獲が禁止されていると教えられており、捕獲できないものがなぜここにあるのかと首をかしげながらも、「俺は今、ここにあるはずのないものを食っている!」というわけのわからない優越感が、このメニューをより一層おいしく感じさせていたように思う。
世界広しといえども、特に先進国でクジラが食える国はそうそうない!
バンザイ!ニッポン!
それにしても鯨の竜田揚げオーロラソース和え、略して【オーロラ鯨!】とか、もう意味わからんもん・・・
★揚げパン/きな粉パン★
派手さはないが、渋みのきいた演技が見るものを惹きつける、ハリウッド界の大スター、ロバート・デ・ニーロ。
そんな重鎮に通ずるような、給食界の大スター【ア・ゲパン】
みんなもう口の周りは粉だらけ、机の上に、服の上に・・・ボロボロこぼしながらほおばってた。特に体育の授業のあとの揚げパンのがっつき様といったら、猫まっしぐらのカルカンの比じゃなかった。
焦ってほおばりすぎて、慌てて牛乳をひとくち。でも見事にむせて、牛乳と一緒にブゥォッーってリバース!定番の光景だったが、そんな時に限って自分が掃除する当番だったりする。
★ソフト麺★
全くコシのないふにゃふにゃの麺。
麺はコシが命だってことは幼稚園児だって知ってるこのご時勢。美味い麺とは真逆を突っ走るソフト麺。
ラーメン屋で、「お客様、麺の硬さは 【硬麺】、【ふつう麺】、【ソフト麺】どれがいいですか?」って聞かれたら、そのラーメン屋は完全にイカれてるよねって話。
でも何故かあのふにゃふにゃ感、あの味が懐かしい。ビニールに入った麺を袋ごと二つに割り、片方ずつ汁に入った容器にぶち込んで食べるのがセオリーだった。
- コシとは無縁のノビノビでブチブチ切れる「味噌ラーメン」的な一品。
- 一般的なそれとは一線をかくす「給食のミートソース」と呼ぶべき一品。
などなど、数々の名珍メニューを生み出した。
昭和初期と見間違う「ザ・ナポリタン」や、およそ一般的な焼きそばとは似ても似つかない、「YAKISOBA」なんていう超変化球メニューもあった。
個人的にはうずらの卵の入った【五目あんかけ】が好きだった。
★牛乳★
なんだかんだ言っても給食は「牛乳に始まり牛乳に終わる」
みたいなとこありません?
ドリフのコント並みに口に含んだ牛乳ブー!!!で時刻絵図。
くっさい臭いと、ひとりだけ体操着に着替えさせられたクラスメイト。
もはや定番の光景だった。
★コーヒー牛乳★
人類最高のご褒美のひとつだと信じて疑わなかったコーヒー牛乳。私の学校は液体を注ぎ込むタイプだった。
口をハサミで切らずに歯で噛み切ると、口がつぶれてストローの差し口からうまく液体が入らなくなる。やっちまった時の絶望感がたまらない・・・
牛乳パック本体に茶色の液体を注ぎ込む時の集中力と言ったら、ファミコンでドラクエのソフトをセットする瞬間などと並んで、小学生が最も神経を集中する時間のひとつだった。
番外編
★三角牛乳(テトラパック)★
強烈な個性を放っていたのは三角牛乳。普段は四角いパックの牛乳だが、年に数回回ってくるピラミッド型の牛乳。
「三角牛乳降臨!!!」
予期せぬタイミングで回ってくる、奇妙キテレツな形の牛乳にクラスはパニック状態。子供たちを喜ばせるための、先生たちの粋な計らいにその時だけは、「先生ホントにありがとう!」って感じだった。
人口50万都市の公立小中学に向け、毎日大量の牛乳を仕入れる学校給食。保存期間がそれほど長くない牛乳は、当然手配できない日もある。そんな時の代替え品として調達されていたという大人の事情を知ったときは、私自身もうすでに大人になったあとだった。。。
それにしても繰り返しになるが、学校給食においていったいどれ程の牛乳が宙を待っただろうか?
豪快にブゥッー!
喉に詰まってゲゥェホッ!
突然ゲロゲロ!
うしろの席でひっそりボォェー!
給食のあとの水道の流しは。いつも白い牛乳が細~くなりながら流れてた。
雑巾はいつも牛乳臭かった。
ありがとう!牛乳!
大人になった今では、牛乳でちょっとした何かが起こることなんてないですからね・・・
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