法律上ご遺体の搬送に使う霊柩車は「一般貨物自動車」。
法律上の扱いは建築資材や家具と同じって訳。
ご遺体を搬送中は「貨物運搬中」となるのは、わかっちゃいるけど何とも悲しい話・・・
先日、訪れた都内某所にある貸式場(斎場)での話。
1階の受付で簡素な見取り図を渡され、エレベーターで2階の斎場を目指す。
ストレッチャーに乗せられたご遺体とともに目指すのは、
「ご遺体の搬入はこちらから」という説明文が添えられた「貨物運搬用エレベーター」
ドアを開けると、中に運搬物の落下を防ぐ低いゲート式の扉がもう一枚。
【絶対に人は乗れません】
そう書かれた貨物専用のエレベーターに数十時間前まで「人」だった「物」を押し込み、静かにドアを閉めて、2階の斎場に上げる。
あくまでも法律上のこととは知りつつも・・・
何だかとっても・・・
切ないよ・・・