【事実は小説より奇なり】ということわざがあるが、世の中ドラマみたいなこともあるものだ。
先日帰りの電車の中で急病人発生。椅子に座っていた酔っ払いの男性が、急に泡を吹いて前に倒れたんです。
車内は一瞬騒然となったが、すぐさま横の若者が携帯で110番。
ラッシュ時で電車がノロノロ運転だったこともあり、電車が次の駅に着く頃には、駅員が担架を持ってスタンバイ。
車内で救助が始まったが、症状はかなりやばいらしく、若干手こずっていた。
都内有数の巨大駅ということもあり、周りはすぐに野次馬で溢れていた。
すると野次馬に向かって、駅員が一言。
どなたか医者の方はいらっしゃいませんか?救急隊員が到着するまで、もう少しかかります!
いやいや、いくら大勢の人間で溢れている駅とはいえ、そんなドラマみたいな・・・
恐らく私を含めて、大半の人間が思った次の瞬間、
私、都内の病院で救急医やってます
いるんかい!?
【人生はドラマより奇なり】とは、よく言ったものです。
その場に漂う妙な充実感と一体感。
そういうドラマみたい展開、ホントにあるんだ!
何だか、病気の人には申し訳ないが、年の瀬に良いもの見れたよ!
因みにその後、名乗り出た医者の方が適切な処理を施して、病人は無事に近くの病院に搬送されて行った。
それにしても、やっぱりカッコいいですね、医者って。
「お客様、お客様の中に、葬儀屋さんはいらしゃいますか!?」
とか、絶対ならないですもんね…
私も葬儀屋やめて、医者にでもなろうかな(ウソ)