【平成15年~平成26年】飲酒運転死亡事故件数推移と飲酒運転撲滅運動

飲酒運転死亡事故の推移と撲滅運動

相変わらず全国で飲酒運転による交通事故が多発している。

先日も北海道で酒を飲んだRV車の運転手が、凄惨なひき逃げ事故を起こしたことが判明した。

年々減少しているとは言え、まだまだ飲酒運転による死亡事故は、年間200件以上起きている。。

過去10年間の飲酒運転による死亡事故をまとめてみた。

飲酒運転死亡事故件数

平成15年 平成16年 平成17年平成18年
781件712件709件611件
平成19年平成20年平成21年平成22年
433件305件292件 290件
平成23年平成24年 平成25年平成26年
270件256件238件227件

この10年間で実に3,631人もの人が、飲酒運転の犠牲になっていることになる。

ちなみにH26年の交通事故による死亡事故は4,113人。

全体の5.5%の人間が飲酒運転による死亡者ということになる。この数字を少ないと見るか多いと見るかは人それぞれだろう。

しかしひとつだけ言えることは、本来ならば絶対に0%ではなくてはならない数字であり、今すぐにでも0%に出来る数字であることに違いない。

飲酒運転撲滅運動

H15年~16年までの飲酒運転死亡事故と、帰らぬ飼い主を待ち続ける柴犬『こゆき』の飲酒運転撲滅運動(CM)の話。

2011年2月9日、福岡県粕屋町で悪質な飲酒運転によって2人の高校生の命が奪われた。

男が居酒屋で日本酒とビールを飲んだにも関わらず、車で帰宅。時速75㌔で高校生2人を跳ね飛ばし、死亡させた。

ひとりは当時16歳の高校生だった山本寛大(かんた)さん。

彼の家で飼われていた雌の柴犬「こゆき」(8歳)の 出演するCMが、密かな話題を集めた。

 

飲酒運転根絶:CM主役…犠牲になった高校生待ち続ける犬 こゆきは柴犬(しばいぬ)の雌で8歳。寛大さんが小学5年生の秋に家族の仲間入りをした。 寛大さんはこゆきが小さい頃は自転車のかごに入れて出歩き、大きくなってからは散歩を欠かさなかった。

寛大さんは高校1年生の時、同級生とともに飲酒運転の男の車にはねられ亡くなった。事故後、こゆきは遺影の前で涙を流す美也子さんに寄り添い、仏壇の 前の座布団が寝床になった。

【平成15年~平成26年】飲酒運転死亡事故件数推移と飲酒運転撲滅運動

毎日新聞

『何とか致傷罪とか、道路交通法とかまったく関係なくて、被害者の立場から見ると飲酒運転は殺人です』

これは寛大さんの母美也子さんの弁だ。

飲んだ酒の量がほんの少しだろうが「俺は事故を起こさない」と自分に自信があろうが、そんなものは全く関係ない。

ダメなものはダメなのだ。

この当たり前のルールすら守れないようならば、自分も含めてハンドルを握る資格など無いことを今一度肝に命じなければならない。

犠牲者に心から哀悼の意を捧げて・・・

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