【多胎児の葬儀】三つ子の魂百まで…四つ子の魂いつまで?

欠け行く多胎児

こんなことを言ってしまっては失礼と言われるかも知れないが、天寿を全うされた方の葬儀はある意味「お祭り」だ。

悲しいには違いないが、この世でのお勤めを十二分に果たし終えた方達。

 「お疲れ様!有難う!」という素直な気持ちで、盛大に送り出してあげればいい。

ところが若くして亡くなられた人間はそうはいかない。

特に小さな子供の葬儀など、正直やっていられない。

大人用に比べて遥かに小さい柩。

同級生が柩に書いた「一緒に遊んでくれて有難う」なんていう寄せ書きなんか見せられた日には、マジメに家に帰りたくて仕方がなくなる。

涙を堪えて踏み留まるのに必死だ。

だがしかし、泣き言など言ってはいられない。

遺族を泣かせてあげることも、葬儀屋の大きな仕事のひとつだ。

 どんなに辛くても、遺族は耐えようとしてしまう。それを「泣いても良いんだよ」という雰囲気を如何に作ってあげられるか?

これが遺族を泣かせてあげることに繋がる。

喜びは分かち合うことで2倍になる。悲しみは分かち合うことで半分になる。

だから私は熱くなる。

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