- 2016年2月1日
【自死(自殺)を考えているあたなへ】名も無き女性の死を想ふ…
自死遺族の叫び 4月、散りゆく桜と運命を共にするかの様に、ひとつの命の灯火が静かに消えた・・・ 慌ただしく斎場の生花の飾りつけをしていた出入りの花屋さんが、最後の生花を飾り終わり、こちらに軽く頭を下げながら、部屋を後にする。 僕は斎場の最後尾の椅子に腰を下ろし、会釈を返しながら、彼らが外に出るのを待 […]
自死遺族の叫び 4月、散りゆく桜と運命を共にするかの様に、ひとつの命の灯火が静かに消えた・・・ 慌ただしく斎場の生花の飾りつけをしていた出入りの花屋さんが、最後の生花を飾り終わり、こちらに軽く頭を下げながら、部屋を後にする。 僕は斎場の最後尾の椅子に腰を下ろし、会釈を返しながら、彼らが外に出るのを待 […]
次第に肌寒さを感じるようになったあの日、私は台所でひとり、暗闇で鈍く光る包丁を握りしめていた・・・ 私は大学時代、イスラム文化を専攻していた。大学で2年間アラビア語とイスラム文化を学んだ後、3年の時にエジプトの大学に交換留学もした。 大学卒業後は海外と関係の仕事を求めて、主に貴金属類を扱う商社に入社 […]